不動産担保ローンの返済方法は大きく分類すると分割返済（元利均等返済・元金均等返済・バルーン返済・その他）と一括返済に分けられます。
2、一括返済
＊元金一括返済
期日一括返済は、借入期間の最終期日に一括して元金をすべて返済する方法のことをいいます。
借入の資金使途と返済原資が期日までに行われることが必要です。
例えば返済原資が担保不動産の売却で、借入期間の間にそれを行い返済するケースです。
必要な資金を得るために不動産を担保にお金を借りる売却つなぎ資金の融資です。
利点・・・毎月の返済は利息のみに抑えることができる。利息を物件売却時に一括で支払うことができれば利息の支払い毎月行わなくてもいい場合もあります。
注意点・・・元金を借入期限に一括返済するため、元金返済の原資をしっかり準備する必要があります。担保物件の売却により返済する場合はしっかりした売却計画を立てましょう。
期間が１年の借入になる不動産売却つなぎローン、不動産事業者向けローン、ビジネスローンなどで一般的です。
借入後は交付される返済予定表で期限、利息等を必ず確認してください。
期限の数か月前には、一括返済の見込み、計画の進捗状況等をしっかり確認しましょう。
不動産の売却の時は、売却を依頼している不動産業者と良く打合せを行い、売却価格や売却スケジュールを余裕をもって決めてください。
借入期限を超過する恐れのある場合は早めに融資担当者と相談し、借入期間の更新ができるか、その場合の返済計画をしっかり定めるとともに、更新に伴ってかかる諸費用について融資担当者と良く確認をしましょう。
⇒不動産担保ローン基礎知識 一覧へ