地方銀行(第一地銀、第二地銀)の開示資料から預金、貸出金、預貸率と自己資本比率などのランキングを作成したものです。
地方銀行は長年、業績不振が続き、存続さえ危ぶまれつつある。
貸出低迷を背景に「稼ぐ力」が落ち、存続できる地方銀行は現在の半分以下という厳しい予想もあります。
また、経営体力の強化を目指した経営統合や合併も相次いでいる。
全国約100行の地方銀行を徹底調査します。
2024(R6)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
2023(R5)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
2022(R4)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
2021(R3)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
2020(R2)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
2019(H31)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
2018(H30)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
2017(H29)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
2016(H28)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
2015(H27)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
2014(H26)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
2013(H25)年 | 預金 | 貸出金 | 預貸率 | 自己資本比率 |
(3月末)
地方銀行(地銀)は、一般社団法人全国地方銀行協会の会員である銀行のことを言います。
第二地方銀行(第二地銀)に対して第一地方銀行と言われる場合もあります。
そのほとんどが本店所在地の都道府県の最大規模の金融機関で、地方経済に多大な影響力を持ち、地域の主要企業との取引はメガバンクよりも強いものがあります。
銀行の協会は一般社団法人全国銀行協会(全銀協)が国内で活動する銀行、銀行持株会社および各地の銀行協会を会員とする組織です。
地方銀行の一般社団法人全国地方銀行協会に対し、第二地方銀行は一般社団法人第二地方銀行協会があります。
第二地方銀行は、第二地方銀行協会の会員である銀行のことを言います。
第二地方銀行は、元は相互銀行や信用金庫から普通銀行に転換した銀行です。
相互銀行は、相互銀行法に基づく金融機関ですが、普銀転換で全てなくなり、相互銀行法も廃止されました。
相互銀行の多くは、無尽会社として営業していたものです。
<無尽会社とは>
無尽とは、一定の口数と給付金額を定めて加入者を集め、定期的に掛金を集め、抽選や入札により、加入者が順番に給付を受ける(借入する)仕組みのことです。
小規模な商工ローンみたいなものです。
昭和20年代では、無尽会社は多数存在しましたが、無尽会社のほとんどが相互銀行に転換しました。
現在は、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・山梨県を対象に土地や建物の給付を行う「日本住宅無尽株式会社」(三菱UFJ銀行系列)のみである。
<普銀転換とは>
平成元年以降に「金融機関の合併及び転換に関する法律」に基づき、株式会社へと転換し普通銀行となった銀行です。
普銀転換の目的は、相互銀行が普通銀行に転換することによって体力をつけることが、地域金融の活性化、中小企業金融の充実につながるということです。