不動産担保ローンを利用するとき、担保が不動産のため高額な融資となり、当然利息の金額や月々の返済金額が大きくなります。
返済のシミュレーションが大切です。
銀行やノンバンクのホームページ上には借入の「ローンシミュレーション」がだいたい設置されています。
返済シミュレーションには主に三つのタイプがあります。
「返済額のシミュレーション」と「借入可能額のシミュレーション」と「返済期間のシミュレーション」です。
「返済額のシミュレーション」は、借入希望額と返済期間、金利から月々の返済額を計算します。
計算された月々の返済額が自分の月収の何割ぐらいを占めるか、年収と比較してはどうか、果たして返済は可能なのか自分で判断する材料となります。
「返済期間のシミュレーション」は、借入希望額と月の返済額、金利から予定される返済期間を計算します。
計算された返済期間が今の年齢からして妥当なのか、その期間における想定した収入は妥当なのか、返済期間と返済額を掛けることで出される総返済額はどのくらいなのか、自分で判断する材料となります。
「借入可能額のシミュュレーション」は、支払い可能な月返済額と返済期間と金利から借入可能額を逆算するものです。
現在の年収や年齢、現在借入中のローン残高、そのローンの毎月返済額と今回借入を希望するローンの借入期間や金利などから、新しく借入をするローンの借入限度額が妥当か判断する材料となります。
もちろんローンシミュレーションの結果はあくまでも参考です。
不動産担保ローンの資金使途が借換えの場合は、現在のローンの返済条件と比べて有利になるのかを見るには欠かせません。
想定した金利で借り入れが本当にできるのか、変動金利の場合は金利の上昇リスクもあります。
また実際のローン契約時には諸費用・税金（手数料や印紙税、保証料など）・登記費用が別途かかってきます。
それらも踏まえて借入全体をシミュレーションしてください。
融資条件の比較検討をよく行い、借り過ぎには注意ししてください。