繰上弁済を依頼してもなかなか抹消に応じてくれない金融機関も実際にはあります。
<引き伸ばしでよくあるパターン>
・繰上弁済には2カ月かかりますとかやたらと長い期間を言ってくる
⇒金消契約書に本当に2カ月と記載されているか確認してください。
・繰上弁済申込書に記入して返送してくださいと言われた
⇒書面を急ぎもらい返送してください。
・どこの金融機関で借換ですか?金利は?金額は?といろいろ聞かれる
⇒ではそちらで金利は下がるのか、追加融資が出るのかなど聞いてみてください
⇒条件を天秤にかけるのも手段の一つですが、借換先の申込状況も踏まえてください
金融機関側にも手続きがあるので、ある程度の抹消に時間がかかることは考慮してください。
<なかなか抹消させない理由として>
・担当者の成績(融資残高が減ってしまう)
・短期で繰上弁済されると融資時に差引した事務手数料(みなし利息)の実質年率引き直しの関係で戻し利息が発生する場合がある。その場合は繰上弁済手数料もとれない。
・ライバル会社への借換えを好ましく思わない
・月末頃はあまり受付したがらない場合もあります
繰上弁済をする場合は融資当初の金消契約書の写しを手元に置くとともに繰上弁済、期限前弁済の項目を必ず読み直してください。
特に何も書いていなければ引き伸ばされる理由もありません。